神石白獅子伝の登場人物

高橋明日香

白峰高校の生徒で、課題研究ゼミでは同じクラスの佐藤裕介と一緒に「神石白石」を調査研究することになるが、口げんかをしたために一人で現地に向かうことになった。ところが神石を調べている間に怪しい雷(いかずち)に打たれて江戸時代にタイムスリップしてしまう。
しかもその時代に気を失っていた大八のからだに憑依(ひょうい)したことから物語は思わぬ方向に進んでいくことになる。
高校では弓道部に所属していて高い的中率を誇る腕前。

阿梅(おうめ)

真田幸村の三女で強い霊的能力を持っている。大阪夏の陣の混乱の中を逃げ延びて伊達藩片倉小十郎の居城に身を隠すことになる。妖(あやかし)たちとの戦いでは真言(しんごん)を唱えて明日香たちを助ける。

※片倉重長(小十郎)の正室が亡くなったあと、阿梅は重長の継室になっている。
(継室とは最初の正室との死別や離婚を受けて当主の正式な再婚により迎えられた後妻を指す)

大八

真田幸村の二男で、大阪夏の陣の混乱の中を逃げ延びて伊達藩片倉小十郎の居城に身を隠すことになる。
戦火から逃れる途中で災いを起こす荒神(禍津日神)の放った雷に打たれて気を失ってしまうが、そこに明日香が憑依することになる。

白阿(はくあ)

白阿と白吽は真田に縁のある白山(はくさん)大権現(だいごんげん)の神が遣わした神使(しんし)である。普段は犬の姿をしているが、阿梅、大八の身に災難が降りかかる際には右のような戦いモードに変身して二人を守る役目を果たす。口を開けている方が白阿


白吽(はくうん)

白阿と白吽は真田に縁のある白山(はくさん)大権現(だいごんげん)の神が遣わした神使(しんし)である。口を閉じている方が白吽で、戦いモードに変身すると頭に真ん中に小さな角が1本生えてくる。

片倉重長(小十郎)

伊達家の家臣として大阪の夏の陣では後藤又兵衛を討ち取るなどの活躍を果たし「鬼の小十郎」と称されるほどの名将。敵将でもある真田幸村の願いを受け入れてその子供たちをかくまう。

佐藤祐介

白峰高校の生徒で明日香の同級生。剣道部に所属して部活に励んでいるが、将来は白石を飛び出してもっと大きい町で大きく飛躍したいという夢を持っている。

伊達右衛門崇高

伊達政宗の七男で、まだ17歳という若さにも関わらず、寛永元年(1624)に大噴火した蔵王刈田岳に登って明日香、阿梅たちの助けを得ながら大鳥を退治し噴火鎮めた。今も刈田岳には「伊達右衛門太夫宗髙公之碑」がある。

なまずの妖(あやかし)

1616年に宮城県を襲った巨大地震は仙台城にも被害を及ぼし、白石の城下では地下深いところで大なまずの妖怪が大暴れしていた

大鳥の妖

1623年から1624年にかけて蔵王山に大噴火を起こして城下まで降灰を引き起こした火の鳥の妖怪

大蛇の妖(あやかし)

仙台市七北田川付近の寺には悲恋で結ばれなかった二人が大蛇となって村人を困らせたという言い伝えが残されている


荒神半身(火炎神)

禍津日神の半身の荒神。猛火を自在に操って攻撃を仕掛けてくる

荒神半身(迅雷神)

禍津日神の半身の荒神。凄まじい雷を武器に攻撃を仕掛けてくる

禍津日神

真田幸村へのうらみから白石城下にかくまわれた阿梅、大八を敵とみなし手下を使って様々な攻撃を仕掛けてくるが、最終的には禍津日神VS阿梅・大八(明日香)、白阿白吽、そして片倉小十郎との全面的な戦いを繰り広げることになる


白阿AR(拡張現実)

「神石白石」の現地において、スマホで左下のQRコードからWEBを立ち上げてカメラを看板に向けると「白阿」が現れます。
※拡張現実=Augmented Reality


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